デジカメ撮影時の画像サイズは十分ですか?

デジタルカメラで撮影された画像データが印刷物の原稿として入稿してくることは、印刷会社にとって当たり前になっています。弊社もその例に漏れませんが、せっかく入稿していただいても“そのデータが使えない”ということが多々発生しています。

再撮影をお願いする場合もありますが、撮り直しできない場合もしばしば。意図したとおりの印刷物が作成できなくて、弊社もお客様も、悲しい思いをすることがあります。
そこで、お互いハッピーに印刷物を作成できるように、デジカメで撮影するときココだけは気をつけて!ということを、2週にわたってご紹介します。

気をつけてほしいことはいろいろあるのですが、今回は1つだけ。
それは、使用しているデジカメの最大サイズで撮影するということです。

印刷では一般に1インチあたり350ピクセルを必要とするので、1インチを25.4mmとして計算すると、A6(148×105mm)サイズで写真を印刷物にする場合、長辺は148mm÷25.4×350dpi=2039ピクセル、短辺は105mm÷25.4×350dpi=1447ピクセル、2039×1447≒300万画素以上のサイズで撮影すればいいことになります・・・なんて、やってられませんよね。訳わかりませんし。

そこで、撮影後の確認になってしまうのですが、撮影した画像がどのくらいの大きさで印刷できるかを確認できるソフト「印刷サイズチェッカー」、を弊社では無料で配布しています。現在はWindows版しかありませんが、近日中にMac版をリリース予定です。リリース時には、このブログでご紹介させていただきます。
※追記2011年1月20日に、Macでもご利用いただける「印刷サイズチェッカーAIR版」をリリースしました。

●印刷サイズチェッカー
http://www.tkp.co.jp/service2/sizecheker.html
●撮影した画像がどのくらいの大きさで印刷できるかを知りたい
https://blog2.tkp.co.jp/oyakudachi/2010/10/85.html
●印刷サイズチェッカーが新しくなりました
https://blog2.tkp.co.jp/oyakudachi/2011/01/298.html

撮影後の確認ですが、仕上がりサイズに対して画像サイズが十分かどうかわかります。印刷会社へ入稿する前に使用してください(無料ですから!)。今度撮影する機会があったら、撮影前にデジカメの設定や説明書を確認してください。そして、印刷物にしたときのサイズに対して十分なサイズで撮影するようにしましょう。

最後に、印刷物作成のために撮影する場合に役立つサイトをご紹介します。
●OLYMPUS商業印刷関連のFAQ
http://www.olympus.co.jp/jp/support/cs/DI/QandA/cm_printing/index.cfm
●大日本印刷デジタルカメラ入稿ガイド(PDF)
http://www.dnp.co.jp/news/070717.pdf

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