印刷に使う写真は、ココに気をつけて!

手ぶれ
手ぶれの発生した画像データを修正することは不可能です。「手ぶれ防止機能」が付いていても、油断大敵。手ぶれを防ぐためにはカメラをしっかり持ち、脇をしっかり締めてください。壁や柱などに寄りかかって体を固定するのもおすすめ。

明るすぎる・暗すぎる ― 露出
極端に明るすぎる・暗すぎる写真は、階調が失われているため、画像処理ソフトによる修正ができません。可能なら露出設定をしたいところですが、「絞り」や「シャッタースピード」と言われても難しいですよね。デジカメに、下の写真のようなダイヤルが付いていると思います。通常は、このダイヤルを「AUTO」にしての撮影をおすすめします。
モードダイヤル

AUTOで撮影して「もう少し明るければ」とか「もう少し暗く撮りたいなぁ」と思ったら、露出補正してみましょう。簡単に写真の明るさをコントロールできます。
露出補正は+-で表し、一眼レフならモニタ上に「±0.0」「-3…0…+3」などという表記があり、露出補正の状態を表しています。
0.0は露出補正されていない状態。+側に補正すると+0.3、+0.7・・・と変わり、段々明るく撮れるようになります。-側に補正すると-0.3、-0.7・・・と変わっていき、段々暗く撮影されます。簡単にできますので積極的に活用してみてください。デジカメの取説で露出補正の方法を確認してくださいね。
補正比較

赤っぽい・青っぽい ― ホワイトバランス
撮影した写真を見ると、赤っぽかったり、青っぽかったりしたことがあるのではないでしょうか。これは「色かぶり」といわれる現象。撮影時の光源の色がそのまま写真に反映されてしまったことが原因です。例えば蛍光灯の下だと緑色がかったり、晴れた日の日陰だと青かぶりしてしまいます。
色かぶりを防ぐために「ホワイトバランス」という機能がデジカメには付いています。白いものを白く撮影できるように補正します。このホワイトバランスも基本的には「AUTO」で大丈夫だと思います。
撮影シーンに応じて数種類のモードが用意さていることが多いので、適切なものを選択してみるのもいいですね。

たくさん撮影してみましょう
毎日入稿されてくる写真データを見ていて「印刷物を作る上で、ココだけは気をつけてほしい」ということを、先週と今週の2回に分けて書いてみました。
デジカメのいいところは、撮影したその場で確認できることです。撮影したら確認して、また撮影してみる。試行錯誤していると、気付きや発見もあり、コツ・ポイントもわかってくると思います。たくさん撮影して、いい写真が撮影でき、思い通りの印刷物が作成できるといいですね。

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