撮影した画像がどのくらいの大きさで印刷できるかを知りたい

もはや写真と言えばデジカメというくらいデジタルカメラは普及しています。
携帯電話についているカメラですら500万画素対応だっりします。一昔前だと500万画素対応のデジタルカメラなんて数万円した事が嘘のようです。
しかし撮影した画像を印刷物に使う場合、必要以上に拡大すると画像が粗れてしまうことがあります。いわゆるジャギーが出るというやつです。
物の本を読むと、カラー印刷の場合は解像度350dpi以上、モノクロ印刷は200dpi以上とか書いてあります。
ですがデジタルカメラの画像は通常は72dpiの解像度になっているので、350dpiにするには画像を約5分の1に縮小し、密度を濃くしてやる必要があります。
Photoshopなどのソフトを持っていれば、サイズを変更したときに解像度も連動して変更できるようにできますが、直感的にくらいのサイズまで使えるのかというのは一般の人には、なかなかわかりません。
またPhotoshopなどのソフトは結構高価なので、そもそもそういうソフトは持っていないということもあります。

そこで、(ちょっと宣伝)東海共同印刷では、お手持ちの画像が印刷用の原稿として使う場合に、どれくらいまでの大きさで使えるかがすぐわかるソフトを開発し無料で配っています。
その名も「印刷サイズチェッカー」です。
●デジカメ画像の印刷サイズチェック – 印刷サイズチェッカー
http://www.tkp.co.jp/service2/sizecheker.html
(ダウンロードはVectorから行います)

実は印刷時の大きさというのは、カラーかモノクロかというよりも、用紙の種類によって大きな影響を受けます(専門的にいうと出力線数が違うからです)。
印刷サイズチェッカーでは、そういう違いを考慮してサイズを算出するようにしています。
使い方は簡単。インストールするとデスクトップに印刷サイズチェッカーのショートカットがおかれるので、その上に、調べたい画像を重ねる(ドラッグ&ドロップ)するだけです。印刷サイズチェッカーの画面
そうすると用紙ごとの印刷適正サイズの最大値が表示されるようになっています。一般的なカラー印刷であればアート紙/コート紙(350dpi)のサイズを、モノクロ印刷であれば上質紙(260dpi)のサイズを見てもらえればいいです。新聞用紙に印刷する場合は、出力線数が低いので新聞用紙(200dpi)のサイズを見てもらうことになります。実際はこの数値より、若干大きくても(最大でも20%くらい)大丈夫な場合もありますが、目安となるサイズはすぐにわかります。

対応している画像形式はJPEGとBMPになります。
今はWindows上で動くバージョンしかありません。Windows7でも大丈夫です。
現在、Macでも動くソフトを開発していますので、それができたらまた弊社の公式サイトでも、このブログでもお知らせしてゆきます。

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