松田章子さんは喜んだかな?―『タブロイドでいこう!』公開から2ヶ月』

弊社サブサイト『タブロイドでいこう!』が公開から2ヶ月が経過したので、アクセス状況を確認してみました。このサイトは、ペルソナ手法を使って、松田章子さん(ペルソナで設定した人物で次のような人)向けに作ったサイトです。

  • 印刷についてそれなりに知っているけれど、タブロイドについては詳しくなくて
  • タブロイドの印刷物を制作することになり、価格だけじゃなく、きちんと対応してくれる印刷会社をネットで探している
  • デザイン会社のマネージャー

タブロイド印刷で困っている松田章子さんは、喜んでくれたのでしょうか? ちょっと、見てみましょう。

【良かった点】

  1. サイズを説明したページが人気
    ‘タブロイド’と’印刷’や’サイズ’を組み合わせて検索している人が、多く訪問しています。’タブロイドの印刷物を作りたい人”タブロイドのサイズって???’という人が訪れているみたいですね。特に、タブロイドにはサイズが2種類あることを説明している’用紙サイズ’のページが一番人気。弊社ブログにも「タブロイド判って1種類じゃない?」という記事(2010年に書いたもの)があるのですが、いまだに一番読まれているほど。この記事は上司から何度もダメ出しをくらい、涙を流しながら書いたのですが、今では書いてよかったなぁと思っています。
  2. たくさんのページが見られています
    このサイトは誘導率が高く(サイトを訪れた人がページ間を移動する)、閲覧ページ数がオフィシャルサイトの1.5倍!。サイト内のページが、まんべんなく支持されています。サイズや用紙種類、デザインなどを説明した「タブロイドの基礎知識」は、ほとんどすべて見られているんです。タブロイドについて知りたいと思っている松田章子さんの喜ぶ顔が浮かびます。
  3. お問い合わせの数が2倍、2倍!
    以前のお問い合わせ数と比較すると、約2倍に! ‘相談してみよう’と思う人が増えました!素直に喜んでいます。相談したくなるサイトなんだなぁ、役立っているんだなぁ、と思っています。

【反省点】

  1. お問い合わせ率が低い
    お問い合わせの数は2倍でも、率(お問い合わせした人÷サイトを訪問した人数)がまだまだ。もっとたくさんの人に「ここなら聞いてみてもいいか」と思っていただけるようにしなくてはいけません。
  2. 直帰率もまだまだ
    誘導率が高く、いろんなページが見られていますが、直帰(1ページだけで帰ってしまう)する人もいます。「訪問キーワード」や「世の中ではどんなキーワードで検索されているのか」などを調べながら、サイトの内容をブラッシュアップしていこうと思います。

【多分、喜んでくれた】

ページがたくさん見られたり、お問い合わせメールが増えたことを考えると、松田章子さんはきっと喜んでくれていると思います。
あるサービス(今回はタブロイド印刷ですが)を、さまざまなサービスの中の1つとして紹介するのではなく、1つの話題にしぼって、1人に対して問いかけるということが、このような効果をもたらすということに、驚いてもいます。
「オフィシャルサイトでこれ以上引き合いを伸ばすのは難しい、サービスごとの専用サイトが必要」
という外部コンサルタントの指摘から、『タブロイドでいこう!』の制作は始まりました。最初は半信半疑でしたが、このような結果が出て嬉しく思っています。

ある商品やサービスをwebサイトで紹介するときに、その商品やサービスだけに絞って、ある特定の人だけに届けるようにすると、結果として多くの人に届けられるのかもしれません。
ここまで読んでくれた、あなた。あなたのサイト、あなたの会社のサイトはどうですか? 商品やサービスなどのテーマ別に、専用サイトを制作するのも有用なのかもしれませんね。

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