おすすめ書籍「プロのWebクリエイターになるための教科書」

社内のWeb制作チームで、私以外にWebディレクションを行える人を育成するために、マニュアル的なものを以前から作ろうと思っていました。
ですが、なかなかまとまった時間も取れないし、もう2年ほど構想はあり目次くらいまでは作ったのですが本格的には進んでいませんでした。そんなとき見つけたのがこの本です。きっかけはtwitterで私のフォロワーさんが紹介していたのを見たからです。

まだ発売前で、Amazonで予約できるだけだったのですが、説明をみる限りかなり期待できそうだと思い、まずは1冊予約しました。発売日に届いた本をペラペラとめくっていくうちに、「これは予想以上に良さそうだ!」と思いました。最初は斜め読みでしたが自社の制作ワークフローともピッタリ合っているし、デザインやレイアウトも親しみ易い感じです。そして何より文章がわかりやすい。どこまで説明するかの「深さ」も絶妙な感じです。

Amazonのエディターズレビューにも「本書は、これからWebクリエイターを目指す方や小~中規模のWeb制作会社に勤務する方、フリーランスの(またはフリーランスを目指す)Webクリエイターに向けて書かれた本です。Web制作全般の流れや作業に沿って、知っておきたい知識や気をつけておきたい注意点、制作側の関係者やクライアントとスムーズにやりとりを進めるためのコツ、現場で実際に起きがちなトラブルの助けになるようなノウハウをまとめました。」とありますが、文字通りそういう内容です。

これはよいと、早速もう2冊追加で購入しました。うちのWeb制作チームは6人なので2人に1冊です。まず最初の3人が読んで、次の3人が読むということで全員に対して読了を義務づけました。

この本をベースにしながら、自社固有の運用やルールについて説明する文書を作れば、念願だったWebディレクター育成用のマニュアルもできてしまいそうな感じです(実際その方向で考えています)。

もちろん、この本はWebを制作する側に向けて書かれた本ですが、企業のWeb担当者やWebマスター、いきなりWebのリニューアル担当にさせられてしまった社員さんなどにもおすすめです。Webの制作過程は、印刷物以上にお客様にとっては「ブラックボックス」のようです。なので、だいたいの流れや基本的な技術要素について知っておくことは、発注者・制作者双方にとって幸せな結果をもたらすことになると思います。

興味のある方は、ぜひお読みください!

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