売らない電子書籍

今、電子書籍を売ろうとすると「どのストアが」「どのフォーマット」「端末」に対応しているのかということを考えなければなりません。また、数ある書店も、まだまだコンテンツ不足の感が否めず、電子書籍市場はイマイチ盛り上がりを見せていません。

電子書籍を売ろうとすると、市場がどうのこうのという話になってしまいますが、売らない無料で配布する電子書籍を考えると、市場は関係なく展開する可能性が広がるのではないでしょうか。

弊社のお客様には、非営利団体のお客様が多くおられ、広報誌や機関誌を発行しています。無料の電子書籍として配布することで、今まで触れる機会がなかった方が触れることで会員の獲得につながったり、活動や運動の幅がひろがることに繋がるのではないでしょうか。

お客様のひとつに、医療系の団体があります。このお客様が発行されたパンフレットが増刷に増刷を重ねて発行されるほど好評です。電子書籍として配布すれば、紙のパンフレットでは届けられない、もっと多くの方に届けられる可能性が広がりますし、印刷刷や運送などのコストがカットできます。

「電子書籍といってもPDFで配布すればいいよね」と、思われる方もいると思います。PDFの場合、スマホやタブレット端末では閲覧するアプリによってできることが異なり、意図した機能が働かない場合もあります。またPDFの容量によっては、アプリが落ちてしまい、読むのが困難ということもあります。

そこで、弊社ではマイページビュー(Mypage View)というシステムを使って電子書籍を作成しています。マイページビューで作成するのに向いているのは、パンフレットや雑誌など、ビジュアル要素があるものです。でき上がる書籍には、全文検索やリンク、付箋など、大抵の電子書籍が持っている機能は備えています。PCはもちろん、スマートフォン・タブレット端末でも閲覧可能です(無料のアプリを利用します)。

この電子書籍のよいところは、お客様自身のウェブサイトで配布していただけることです。売らないのでしたら決済は不要ですし、電子書籍の市場はどうなっているのかなんてことも関係ありません。自分のサイトで配布できますので、新しいメディアのひとつとして考えれば、活用の幅が広がるのではないでしょうか。

 

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