実は、新聞作成 得意なんです。

先日、フリーコールで新聞印刷のお問い合わせをいただきました。
ある同業者の団体内で発行・配布されている新聞形式の会報の作成のご相談でした。
お話を伺うと今年から担当を引き継ぐことになったのだけど、新聞編集の経験が全くなくどうしたものか困っていたとのことでした。
そこで、まずはこれまでに発行された過去の新聞をご提供していただきました。その上で、ご担当の方がどこまでの作業が可能で、当社がどこからの作業をお受けすればいいかを確認させていただきました。
その結果記事(文字原稿)と写真はご用意いただけるということなので、過去に発行された紙面を元に準備作業に入ることとしました。
過去の新聞を見せていただくことで紙面の体裁がわかります。紙面サイズ、各ページの段数、一行の文字数、使用しているフォント、文字の大きさ、行間などなど。新聞の紙面を形づくるのみ必要な情報は、ほぼ全て過去の紙面から読み取ることができます。これがわかると、新聞編集用のアプリケーションの設定を行い作業の準備を行います。あわせて、レイアウトを作成する際に必要なレイアウト用紙(割り付け用紙)を準備しプリントをしておきます。これで準備完了。あとは原稿をまちます。
原稿が入ったところで、各記事の原稿量(行数)を確認し、写真などの素材の有無を確認します。あとは、割付用紙に各記事の配置の指示を記入し、新聞編集用のアプリケーションで作業を行ないます。

実は、こうした新聞編集の作業は、当社のなかでは設立当初からの得意な分野でもあります。発行の媒体ごとに割付用紙の準備やテンプレートを用意したり、記事と写真は用意できるがレイアウト作業が不慣れなお客様には、レイアウト作業の代行をしたりするだけでなく、新聞専用のフォントの準備や独特の禁則処理などいわゆる新聞らしい紙面にするノウハウや技術も培ってきています。
こうした新聞編集のノウハウをまとめて「編集の手引き」という形でお客様の編集作業の参考にしていただけるような冊子もつくってきました。
残念ながら、新聞を発行する団体様がやや減少傾向にある感じがしています。しかしながら、最近では、大学のクラブの同窓会など読者の対象が小規模な新聞のお問い合わせもくるようになってきています。
新聞編集のノウハウを役立てる機会をまたつくっていただけると幸です。

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