全世界では8億人のユーザがいると言われるFacebook。国内においても2010年の統計ではtwitterの1400万人につぐ1100万人のユーザがおりmixiを抜いたと言われています。加入の伸び率は他国に比べて高く国内のNo.1のSNSになる日も近いと予想されています。
実名登録が原則ということや、企業ページを作成できることなどから、ビジネス色が強いのも特徴のような気がします。名刺交換をした相手をFacebook上で見つけては、友達申請を送るというのも日常的に行われているのではないかと思います。
私の周りでも、最近はtwitterよりFacebookに重点を置いている人も増えているように感じます。twitterに比べて書き込める文字数も多く、twitterのように「お昼ご飯食べた」という日常の出来事よりは、何かの考えや意見を述べる割合がtwitterよりも多いような気がします。
Facebookをはじめて一番困ったのは、担当するお客様からの「友達申請」でした。
むげに断る(承認しない)のも気分を害するだろうし、認めれば自分の投稿が見られてしまうので、見られたくないような内容、なかんずく他のお客様に対してであれば愚痴や批判めいたことは読まれたくありません。
Google+やmixiは投稿の公開範囲を決められるので、それで一定はコントロールできましたが、以前のFacebookは、友達まで、友達の友達までとかいう範囲でしか制限できず、友達登録したお客様には、どうやっても投稿を見られてしまうという状況でした。
しかしGoogle+がFacebookに対する優位性のひとつとして公開範囲を細かく設定できることをウリにしたせいもあるとは思いますが、Facebookにも友達の「リスト」を作る機能が備わりました。これでGoogle+のサークルのように、公開範囲を指定して公開ができるようになりました。
自分のニュースフィードの左側のメニューで、「リスト」の文字の右側にマウスを持ってゆくと「もっと見る」という文字が出てくるので、そこをクリックするとリスト一覧の画面が出てきます。
すでに出身校などのリストがあらかじめ作られていることもあるとは思いますが、これは「スマートリスト」と言ってFacebookが自動的に作るものです。それに対して自分で作るものは「カスタム」リストといい、リスト画面の「リストを作成」ボタンをクリックすると、新しいリストを作ることができます。
リストを作成するとリスト画面に移りますので、右上の「リストを管理」をクリックし「友達を追加/削除」を選んで、そのリストに登録する友達を選びます。
リストを選んで投稿すると、そのリストに含まれている人にしか投稿は表示されないので、例えばお客様とそうでない人のリストを作り、必要に応じて指定するようにします。指定の仕方は投稿時に公開範囲を決めるメニューで「すべてのリストを見る」を選んで、適切なリストを選ぶようにします。
ただ私の場合は、お客様とそうでない人という大きな区別があれば、おおむねOKなので、細かくリストを分けずに、「友達」と「知り合い以外の友達」という標準で提供される分類を利用しています。この方法は、まず内容によって見せたくない投稿がある友達を「知り合い」に分類します。
これは友達リストで友達の名前の上にマウスを乗せるとポップアップされる画面の「友達」をクリックしプルダウンメニューから「知り合い」にチェックを入れます。
これで通常、友達申請を承認したりされたりすると自動で分類される「友達」と、「知り合い」に分類される友達の2種類ができることになります。
投稿時に「知り合い以外の友達」を選んで投稿すれば、読まれたくない記事は「知り合い」には届かなくなります。私はカスタムリストと、このやり方で投稿の公開範囲をコントロールしています。
Facebook上で扱われるのは、まさしく「人間関係」になるので無用なトラブルは避けたいのは誰しも同じだと思います。少し面倒ではありますが、こうしたテクニックを使って良好な人間関係を維持することも、SNS時代に生きる私たちにとっては重要なのかもしれません。