社会福祉協議会さんでの広報誌作りは、担当者が忙しい中自分で作っているところが多いです。｢実務で手一杯だけど、自分ひとりじゃなかなか『読まれる広報』が作れない・・・。｣というお困りごとを抱えている方もいます。その負担を少しでも軽くできるように、よりよい広報ができるように、企画や提案も出来る当社がお役に立てることはないかと思い、今までお取引がないところへ訪問をしています。
もちろん新規訪問なので、突然の訪問になるわけですが、貴重なお時間をとってもらってお話をさせてもらうので、色々と「お土産」をおいてきます。その「お土産」についての反応を少しだけ紹介します。
お話をさせていただいた方には「編集の手引き」をお渡ししています。編集の手引きとは、編集の基本の基本である「見出しのつけ方」「写真の撮り方」などをざくっとおさらいする手引書を、社内で製作したものです。社協の担当者さんは色々忙しい中で広報を作っていらっしゃるので、読まれる広報物を作りたいけれど、なかなか時間がなかったり、実務の負担でいっぱいいっぱいだったり･･･という問題があるようです。そんな中で、こういった簡単な手引書は大変喜ばれています。実際訪問した社協さんでは「こういうのあると助かります！」や、「こんなものもらっていいんですか？」といったお言葉をもらえています。実は続編の「編集の手引きvol.2」の製作も社内で密かに進んでいたり･･･？「続編が完成したら是非もらえると嬉しいです」というありがたいお声も頂いているので、頑張って完成を目指します！
（※通常「編集の手引き」は1冊1,000円で販売しているものですが、お話をさせていただいた方にはお渡しをしています。）
お話しする中で、色々お話が盛り上がってきたら、既存の広報物「社協だより」などを一部頂いて、当社でレイアウトしたらこんな感じになりますというイメージをごくごく簡単な鉛筆ラフ（鉛筆で書く簡易の紙面の設計図）を作って、郵送させてもらっている社協さんもあります（訪問した社協さん全てではないのですが･･･）。既存の「社協だより」に使われている写真や原稿などを元に、当社で組み立てるとどうなるかを具体的にお試しで見てもらうためです。これに関してはかなり喜ばれました。実際お礼のメールをいただいたり、新しくパンフレットやポスターなどのお仕事に繋がったりしています！
新規訪問をする中で、当社では企画・提案も出来るということで、とある社協さんから声をかけていただきました。その社協さんは国からの委託事業で、地域の見回りに関する取り組みをお知らせするための広報物を作りたいということでした。ただ社協さんの手元にあるのは、分厚い文字の資料のみ･･･。広報物を作るにも、どんな原稿を用意しようか、そもそもどんな広報物を作ればいいのか、ということで困ってしまった担当者さんが当社に声をかけてくださったのです。
まずは当社としては、その事業の内容を理解すること、併せて社協さんが「これは是非アピールしたい」と思う部分を理解することからはじめました。社協さんからは、「とりあえず事業に興味を持ってもらって、内容を簡単に知ってもらいたい！」それから「事業を詳しく知りたくなるようなものにしたいし、知りたくなったら社協に足を運んでもらえるようにしたい！」という要望がありました。それを受けて当社からは、事業の内容を簡単に紹介するための導入編のパンフレットを作ることを提案しました。
ただ、単純な紹介ではつまらないし、きっと読んでもらえないので、全体の流れにストーリー性を持たせて、それが生きる展開にしてみたらどうかと考えました。さらに、キャラクターを大きく使いつつ、チェックシートをつけたりグラフや図式にすることで、より視覚的に見やすいものになるのではないかと思いました。まず鉛筆ラフを提出したところ、担当の方は「へぇ～！こんな風にできるんですね。」と驚かれていました。そこから色んな意見をいただいて一緒に作りあげていき、無事完成させることが出来ました。
その後、その社協さん独自の取り組みの宣伝物についての相談もいただけました！個人的に嬉しかったのは、社協さんの壁に、その時作ったキャラクターの切絵を作って貼っていただいていたことだったりします（思わず写真も撮らせてもらいました！）。
広報物は、知らせたい事や載せたい事などの情報はたくさんあるし、担当者の想いもあります。その情報や想いをいかに効果的に伝えられるかが1番大事な部分であり、難しい部分であると思います。そこが担当者が1番頭を悩ますところなので、情報を整理したり、ラフを出すことで“相手のイメージを形にする”ことが、困り事解決への第1歩だと考えています。
当社の強みとして、企画立案から全部任せてもらっても、一緒に考えて作っていけるということだと思いますし、それが当社を選んでもらっている理由の一つになっていると思います。もし、「○○という企画について宣伝したいけど、どうしたらいいかしら？」と困り事を抱えている方がいたら、どんなことでも相談してもらえると嬉しいです。