デジタルサイネージ(電子看板)作ってみた!

「デジタルサイネージ」
映像を使ってブランドや商品を宣伝する看板/POP。駅のコンコース、飲食店の入り口、食料品スーパーのレジ横、自動販売機・・・いろいろなところで見かけるようになってきました。

「デジタルサイネージ作ってみた」きっかけとなった、1本の取材。
「サケフレーク」がどのようにして作られるのか、北海道を訪ねたのが、その始まり。もともとは、お客さまから依頼された環境への取り組みの動画作成のためだったのですが、折角の素材です。もっと一般の人に向けた商品の紹介へとつなげられないか? ということで、「サイネージに展開してみよう」「提案してみよう」という運びになりました。

しかし、いざサイネージを作ろうとして、気がつきます。

 

「動画とはまったく違う」

というということに…

動画はまとめる時間にこそ差はあれど、伝えたいことをストーリーにしていきますが、今回作るサイネージは「サケフレーク」のプロモーション。同じ動画と言っても、CMのような感じです。

売り場でお客さんが足を止めてくれる時間(というか秒数)の調整。
どれくらいの音量が適切か。
静止画(写真)と動画をどのように組み合わせたら目に付くか。
更に、商品だけを打ち出すのではなく、どういう思いで作られているのかという思いも盛り込みたい!

などなど試行錯誤です。

商品をPRするためには、おいしそうなイメージも必要!と、ほかほかのご飯にサケフレークを振り掛ける映像も撮りました。湯気の再現が意外と難しく、ドライアイスを使ったりもしました(笑)。
さらに苦戦したのが、サケフレークを「パラっ」と振り掛けること。スプーンですくう。カメラの画面の中央にスプーンを持っていく。パラっとご飯の中央に振り掛ける――が、難しいんです。まずフレークがパラっと落ちない。「ボテっ」と落ちるんです。「固まりのサケフレーク…うーーん、イマイチ」「ご飯の中央にフレークが落ちない…画面に収まってないよーー!」

そして、実際に設置する店舗に、制作したデジタルサイネージを写すフォトフレームを持ち込んでの予行演習。今はソフト・ハード面併せての提案が必要なんですね…
お店の方のご協力もあって、売り場の目立つところをばっちり確保でき、1ヶ月間使用していただきました。

売り場で動く映像、音楽が流れると、足を止めてくれるお客さんもいたということ。売り上げも一桁増えたということで、メーカーやお店の皆様にお役立ちできたのかなと、ホッとしています。

まだまだ未開拓の分野であるデジタルサイネージの世界。映像撮影・編集技術とマーケティングが複雑に絡み合っているんだと感じるお仕事でした。

Get Adobe Flash player