ケーブルなしの無線LANでデジタルカメラの画像を転送

Wi-Fi SDカードには、大きく分けて2つの機能がある。1つはカードとスマートフォンをアドホックで接続してピア・ツー・ピアで画像データを送信する「ダイレクトシェアモード」と、モバイル無線LANルーターなどと接続し、画像をインターネットに送信する「インターネットモード」の2種類だ。いずれを利用する場合も、まずはiOSまたはAndroid用のアプリをそれぞれのマーケットからダウンロードしておく必要がある。

最近ではスマートフォンについているカメラが高機能化しており、デジタルカメラの出番は少々減っているかもしれませんが、それでもまだまだデジタルカメラは使われています。
デジタルカメラを使っていて不便だなと思うのは、撮影した画像をPCやスマートフォンに送ろうと思うと、ケーブルでつないだりメールに添付して送ったりとかいう手順が必要なことです。
出先でPCに取り込もうと思ったときにケーブルを忘れてしまうと転送することができないなどということもあります。
私は日常的には第四世代のiPod Touchを使っていますが、カメラ機能が貧弱なのでなにか良い方法はないかと思って調べたところ、WiFi機能付きのSDカードというのを見つけました。
それが東芝製のFlashAirという製品です。
●FlashAir
http://www.toshiba.co.jp/p-media/flashair/

このSDカードはデジタルカメラの記録媒体として使えるだけでなく、WiFi機能を内蔵しています。
電源を入れると自動的にWiFi機能をONにすることも可能です。WiFi機能がONになっていれば、無線LAN機能を持った端末(パソコンやスマートフォン)から、このデジタルカメラに接続することが可能です。
ただし接続した端末からは、FlashAirの入ったデジタルカメラに接続できるだけで、インターネットそのものに接続できるわけではありません。
パソコンではブラウザで指定のアドレスを開いて、そこで画像を確認しダウンロードします。iOS端末(iPad、iPhone、iPod Touchなど)やAndroid端末では専用のアプリが用意されていますので、それを使って接続し画像を転送することが可能です。
無線LANでの接続になるので、デジタルカメラで取った写真を複数の人のPCやスマートフォンで同時に接続してダウンロードしてもらえます。旅行先で取った写真をあとで誰かがまとめて送らなくても、そのばで渡すことも可能です。

FlashAir以外にもWiFi機能付きSDカードというのはあります。
デジタルカメラからパソコンやスマートフォンに送る機能だけでなく、パソコンやスマートフォンで接続しつつ、そのままネット上の画像共有サービスに送ったり、フェイスブックなどのSNSに投稿したりする機能を持っているものもあります。こちらもご参考に。

●Eye-Fi(アイファイ)
http://eyefi.co.jp/

●Transcend Wi-Fi SDカード
http://jp.transcend-info.com/products/CatList.asp?FldNo=24&LangNo=1&Func1No=0&Func2No=203

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