昨年の10月から労働組合様の実態調査のアンケートのお手伝いをさせていただくことになりました。
このアンケートの特徴の一つ目として、昨年の10月から回収が始まり今年の3月までと回収期間が長いことがあげられます。
二つ目は、回答者の業種や職種などにより分類された十数種類のアンケートが同時並行で実施されることです。
そして、三つ目にアンケートの結果を回収期間の途中で県や支部の単位で中間集計する必要があったことにあります。
つまり、約半年にわたるアンケートの回収期間中に、必要な都度、地域や業種ごとに中間集計を出すことが必要でした。
これらの条件のうち、回収期間が長いことは、中間締切ごとにマークシートの読み込みの作業を行うことで解決が可能でした。
また、十数種類のアンケートが同時並行で行われる事については、アンケート用紙が見分けがしやすいようにすることと書式のNOを持たせることで解決ができました。
三つ目の中間集計のだし方に迷いましたが、結果としては、マークシートから読み取ったデータを取り込んで、指定した県や支部ごとに中間集計のレポートを出すことのできるプログラム作成を行い納品しました。
(画像はプログラムのメインメニューです)
今回のプログラム作成でご提供した理由は次の二つでした。
ひとつは、お客様がいつでもその時点の集計結果を見ることができるということです。
ふたつめは、これから集計プログラムを拡充させていくことにより年度比較など様々な資料をレポートとして出していける可能性を持ったということです。
一つ目の点では、当社が中間集計をご要望の都度作成して、お答えするということもひとつの選択肢でした。
しかし、この方法では作成のコストとデータを作成し送付するまでの時間的なロスの二つが発生してしまいます。集計システムをお客様の側に置いていただくことで、お客様の側で、いつでも必要な時に即座に中間集計を作成することができるようになりました。
このため、全国各地から、出されるそれぞれの所属ごとの中間集計にタイミングよく資料を作成していただけるようになりました。
ふたつめの点では、アンケートを継続して行なって行くと、年度ごとの変化に着目した傾向や、所属だけでなく、男女差による回答傾向の差などを分析したいなどのご要望が出てくると思います。
今回作成した集計プログラムは、こうしたご要望に応じて、徐々に機能の拡張などを行い、さらにお役に立てるものにしていきたいと思っています。